名言・表現紹介
本好きな人なら、誰でも作品中に出てくる心に残るフレーズや、忘れられない場面というものが、いくつもあると思います。
ここでは、そんな名言の中から、古典的なものをいくつかご紹介しましょう。
「君死にたまふことなかれ」
明治の女流歌人、与謝野晶子が雑誌「明星」に発表した、有名な反戦詩の一説です。
日露戦争に出征した弟を気遣って書かれたこの詩は、当時の世の中では受け入れられないものでした。
しかし、戦後60年を経た今、私たちはもう一度この言葉を噛みしめてみなくてはいけないのかもしれません。
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「はたらけど、はたらけど」
「はたらけど、はたらけど猶わが生活楽にならざり、ぢつと手を見る」は、石川啄木の「一握の砂」の一節です。
石川啄木は、生活を歌った詩人でした。
現代の社会でも、この一節をふっと心に思い起こす人も多いのではないでしょうか。
「智に働けば角が立つ」
「智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。兎角に人の世は住みにくい」
これは夏目漱石の「草枕」の一節です。
「草枕」に書かれているのは、人の世はあくまでも人が作ったものだということです。
この一節は、世間をやり過ごすための方便とでもいった心境を、表していると言ってもいいのではないでしょうか。
